<2004 秋ヨーロッパツアー> ・・・ by Chie



10月20日
台風の中成田に向かう。本当に離陸できるのか!?
カウンターでチェックインをすると30分早めの出発になっている。
アクセクと搭乗。今まで経験した事のないような飛行機の揺れにビビる。
こわかったけど、最近大ちゃん、保科、私はものすごいハードスケジュールだったため、
離陸して1時間後には熟睡していた。
気が付いたらパリ上空だった。
こんなに良く眠れたのは初めてでした。

10月21日
AM4:00到着。
今回同行のPUMP阿部ちゃんが待っていてくれた。
一ヶ月振りの再会を喜び合う。
一同スイスへ向かい出発。
パリで一時間ほど迷うが、保科は地図読みの天才なので、安心してまかせる。
何とか、パリを脱出し久しぶりのフランスの景色を楽しみながら、気持ちの良いドライブ。
スイスclaroには夕方4:00到着。
フレッド ローランが紹介してくれたアパートはとってもきれいで快適そうだ。
大家さんはイタリア語とドイツ語しか話さないけれど人の良さそうな感じの良い人でした。
荷物を置いて早速岩場へ向かう。
クレシアーノはクラーロのとなり町、アパートから車で10分位で到着。
なんて良い環境だろう!
今回の目的の課題ドリームタイムに会いに行く。
ところが、岩の状態が!!なんとびしょびしょにぬれている。
水がダラダラと流れている!
そういえば、気温もやたらと高いぞ。
先日行った塩原のがぜんぜん寒い。
スイスのくせにあたたかい。まいったナァ。
これからどうなっちゃうのー?

10月22日
スイスの物価は予想以上です。日本の1.5倍位に感じる。
あまりにきついので週一でイタリアのcomoまで(一時間位)買い物に出る事にした。
クラーロのスーパーで売っている同じ物が3分の1の値段で買えちゃう!
うれしい!!
今日も岩はグッショリ。。
なかなかさわらせてもらえない。

10月23日
やっと晴れ間が!岩はぬれているけど、明日にかけよう!

10月24日
初めてドリームタイムにさわる。
大ちゃんも保科も久しぶりのクライミングでとっても楽しそうだ。
ドリームタイムは予想を裏切らない、美しい、そしてとてもむずかしそうな課題。
まだ、しっけているのでムーブ作りもとぎれとぎれだけど、
ゆっくりじっくりせめていくのでしょう。
やっぱり登っている時が一番楽しそうだナ。
お天気が続きますように。

10月25日
レスト。comoへ買い出しに。
なるべく買い込んでおくつもりで、ものすごい量の食料品をGET。
とっても疲れた。
空の様子が何となくあやしげと思っていたら案の定、夜から雨が降る。
しかも嵐の様ないきおい。
あーっ!また登れないじゃないか、、、
みんながっくり。

10月26日
大雨。雷。
日本から台風を持って来ちゃったのか、、、
午前中 大と保科がドリームタイムを見に行くが、どうしようもない状態で、
またふりだしに戻ってしまった。
こちらに来てそろそろ一週間が経つが、まともに登れたのはたった一日。
これは真剣に人工壁でも探さないとやばい感じだ。
一日中クサっている。

10月27日
朝まで雨が続き、今日も登れる状態ではない。
そんな中でも保科はマイペースで生活を楽しんでいる。
雨が止むと、虫取り道具を持って地面に這いつくばっている。
ヨーロッパに来てまで、フンコロガシを捕獲しているのだ。
何でもセアカオオマグソとかいうおそろしい名前の虫をGETしたとかで、
一人嬉々として標本を作っている。
保科が居ると何だか癒される。

10月28日
今日もドシャブリ。。。
日に日に皆がクサってくるのが分かる。
こちらでインターネットができる所を探しているが、なかなか見つからない。
あったとしても、レストランにポツンと1台おいてあって、
使用料ときたら30分で1000円近くとられてしまい、
その上文字化けして何がなにやら分からない。
あきれたPC事情だ。
ところで昨日、阿部ちゃんがミラノの楽器屋さんで小さめのギターを買った。
この悪天候を恨むのかの様にかきならしている。
でも、生音がある生活っていいナ。
大ちゃんも保科も私も、音楽がとても好きなので、
阿部ちゃんのギター購入はとっても嬉しいです。

10月29日
雨。
chiassoという国境の町に、キャンパスボードの材料を買いに行く。
雨が降り続いても、体は動かさなくちゃいけないので、
アパートで簡単なトレーニングができるように、
小山田特製キャンパスボード作りにいそしんだ。
アパートのトイレのドア枠を使用して(勿論、家側の傷が付かないようにね)傾斜を付け、
なかなかしっかりしたかっこいいのができあがりました。
よかった、よかった!

10月30日
久しぶりの晴。
岩場はびしょびしょなので、昨日見つけたボルダリングジムに行ってみる。
公共施設の中にあるこのジムは小さいけれど、壁の形状がなかなかおもしろい。
一日8フランで、スイスの物価から考えるとだいぶお安く、
久しぶりに体を思いっきり動かす事ができ、大はしゃぎだった。
となり町ベリンゾーナから10km程と近いので、岩が乾くまでは、お世話になりそうだ。

10月31日
小雨。旅をしていると、ときおり不思議で楽しい偶然に出会う。
こんな所でまさかこんな人に出会うとは!!
本日もさえない天気の中、さえない気持ちでジムに行く。
日曜日という事もあり、ものすごい人口密度で混んでいる。
アレ?あの人、、、、どこかで見た様な?っていうかデイブ グラハム?!!
大ちゃんが登りはじめると、彼が寄って来て、まくしたてる様な英語で話し始めた。
こりゃ間違い無い!デイブ グラハムだ!
最初は大ちゃんがどこのどいつか分からなかったらしく、名前を聞いて来た。
「小山田 大だ」と答えると、彼の喋りもヒートアップ!!
それからの約5時間は、二人の登りとデイブの一方的なしゃべりで、
あっという間の贅沢で貴重な楽しい時間が流れて行った。
デイブはこの一年余り、クレシアーノを中心とする、スイスの岩場を登り尽くす為、
このジム近辺に住んでいるとの事。
とても貴重で新しい情報を沢山教えてくれた。
また、近いうち一緒に登る約束もかわした。こんな天気でも救いの神はいるんだよね!
明日からが、とっても楽しみです。

11月1日
Fax を送ろうと思って郵便局に行ったら、月曜のくせに休んでいる。
どうやら今日は休日らしい。一週間分の買い物を予定していたのに。
今日は昨日デイブから教えてもらったマジックウッドというエリアを見にドライブする。
天気は相変わらず大雨だが、車窓から見える景観は
ドデカイ無数の滝と巨大な岩山とハイジの世界!
首が痛くなる程キョロキョロした。
マジックウッドには8b+/8cの"ネバーエンディングストーリー"という課題がある。
深い谷の川岸にあるこの岩は簡単に見つかったが、車道から川を挟んだ対岸にあるので、
大きな川をワイヤー1本を頼りに渉らなくちゃいけない。
私は残留して、川原の石拾いを楽しむ。
岩を検査した大ちゃん達もドリームタイム以外の選択肢が広がって、嬉しそうだった。
豪雨の中の岩めぐりだったけど充実した一日でした。

11月2日
くもりのち雨。
昼前からBiasca(ビアスカ)の先のChironico(キロニコ)というエリアを見に行く。
高い丘の上にある森の入り口にテーブル状のルーフ発見!
ここもデイブお薦めのエリアだ。
岩はこぶりだけど、ロケーションも内容もなかなか良さそうだ。
早く晴れてくれないかな、、、。午後からジムへ。
またもデイブがいて、明日一緒に岩場を見に行く約束をする。
彼も長い間外の岩を登っていないらしく、かなりムズムズしているとみた。
そのせいなのか、お喋りにも拍車が掛かっているぞ!
ジム近くの巨大coopで買出し!今夜はゴージャスです。
ムール貝・もやし炒め・ニョッキのエビソース

11月3日
晴のちくもり
久しぶりのお日さま。
私は部屋の掃除と洗濯の為、お留守番。
男性チームの部屋はのすごく汚いので、一日がかりの仕事になった。ヤレヤレ。
夕方ちょっと時間が空いたので、家のテラスから近所の風景をスケッチした。
雨じゃないっていいナ。
大ちゃん達はam11:00にベリンゾーナのスーパーでデイブと待ち合わせ。
会うなり延々一時間喋りまくったらしい。
今日はマジックウッドが乾いていると情報が入ったらしく、スペイン人3人 と合流し、
おととい見た岩場以外の所も色々教えてもらったらしい。
すこしづつ天気も良くなりそうなので、明日からは外ボルダーができるといいナ。

11月4日
晴れ!お日さまに感謝。
ずっとなめくじみたいだった私達だが、
久しぶりに早起きして、マジックウッドへイソイソと出かける。
私にとっては今日が初めての川渡り。
いわゆるチロリアンブリッジというヤツです。
距離は大した事ないけど、他の人々みたいにセルフ無しではとうてい渡れそうもないので、
阿部ちゃんのハーネスとヌンチャクをかりて、
重い体と思いザックを細いワイヤーに預ける。
少しづつ進むがあまりの川の流れの強さに足がすくむ。
ソソクサと横断成功!緊張したけど、ちょっと面白かった。
大ちゃんも保科も久しぶりのまともなボルダーで、ノッケからブリブリ登る。
8a/a+・8a・8a+を立続けに落とす大ちゃん。
保科もマイペースで8a/a+の課題を味わうように登る。
課題名はまだ分からないが、
これらは川岸の"ネバーエンディングストーリー"という
有名課題がある大きな岩に設定されている。
ルーフが深くてとてもカッコイイ。
ちょっと一息入れて、場所を変える。
マジックウッドの森はその名のとおり針葉樹と岩と苔でできた、とても神秘的なところ。
ちょっと富士の樹海みたいな感じかナ。
一人で歩いていると迷子になってしまいそうな程いりくんでいる。
しかも、森のいたるところに岩があり、ワクワクする。
河原のエリアから20分程歩いたところでもうひとつの8aに取り組む。
岩自体はそれ程大きくないが、形状はかっこいい。
SDではじまりルーフから甘いリップへトラバース。
細いカチをつなぎ、スラブでトップアウト。
トラバースの部分はかなりリーチがきつい様で大ちゃんはダイブ苦労する。
違うムーブの保科が先に落とした。
夕方になって多少湿度が上がって来て辛そうだったが、でもそこは大ちゃん。
足を先に送るダイナミックなムーブでキレイに落としてくれました。
久しぶりのクタクタになるまでクライミングを満喫できて、充実した一日でした。
帰りの川渡りはちょっと登りになっていて、地獄を見た私でした。

11月5日
私は留守番。3人はマジックウッドへ。
こちらclaroはとても良い天気なのに
100km程しか離れていないマジックウッドは雨だったらしい。
そろそろドリームタイムが気になって来たぞ!

11月6日
レスト。
岩(ドリームタイム)の状態を調べにクレシアーノへ散歩に行く。
この3〜4日で気温もだいぶ下がったし湿度も極端になくなっている。
滝もすっかり姿を消した。
ドリームタイムの岩もまぁカリカリとまではいかないが、登れる程度には乾いている。
これで風がふいてくれればナ。と思っていたら、夜から突風が吹き出した!
何か、イイ感じになってきたヨー。

11月7日
快晴!こちらに来て実質初めてのトライ。
ドリームタイムの岩をさわるのは10月24日以来になる。
岩のコンディションは最高だ!
昨日よりも叉さらに乾いている様だ。
大ちゃんも保科もウキウキして、どんどんムーブをかためていく。
何と2時過ぎには大ちゃんは、ワンテンまでもちこんでしまった!ウヒョーッ!!
その後夕方まで1〜2回トライをするが、
花崗岩で指の皮がだいぶ薄くなってしまったので、深追いせず次回へもちこす。

11月8日
晴れ。指の皮をさいせいさせる為、レスト。
今日は私達が済んでいる町claroのうら山へ岩探しに行く。
うら山と言っても、いきなり標高1000m位なので、車で30分程は登るだろうか。
Daveが書いてくれた地図は何だかよく分からなかったし、
枝道がたくさんあって、上手く見つける事ができなかった。
でも、素晴らしい景色が眼下に広がり、たとえようもない。
良い気分になって、リラックスできた。いいレスト日でした。

11月9日
快晴!朝食もそこそこにドリームタイムへ。
一昨日よりも岩のコンディションが良くなっている。
大ちゃん、「なんか、すごく止まりそう」と嬉し気にホールドを触る。
午前中、苦手な部分をもう一度丁寧にチェック、練習し、1回目のトライ。
下部はすでに自動化されている。
ランジもOK!
その後のリップ沿いのトラバースがリーチ的にギリギリで、かなりキツそうなのだが、
やはりここで落ちてしまう。気分を変えて、午後にもう1度トライ。
登りの空気が満ちてきたぞ!
下部も一回目より丁寧にこなし、ランジもすんなりクリア。
左手アンダーでエッジから右手をリップに、そしてトラバース!
大ちゃんの魂を削るようなオタケビがクレシアーノの森の静寂をやぶった!
リップトラバース、最後のガバを捉え、トップアウト。
やったーーーー!!
登っちまった−ッ!!
素晴らしい登りに立ち会えて、私達は本当にしあわせものです。
今夜はお祝いなので、エビのカクテルやらホタテのグラタンやら
ちょっと豪勢な食事にした。
大ちゃんもツアーに入ってからずっと禁酒していたんだけど、
ドリームタイムの御褒美に、とても美味しそうにビールを飲みました。
めでたしめでたし。

11月10日
くもり。レスト。
登れたとたんに、雲行きがあやしくなってくる。
午後から、20K程はなれたLocarnoという町に遊びに行く。
湖がある古くてとても素敵な町。
商店街もにぎやかで、気の早い人の為にクリスマスグッズがドハデに飾られている。
クライミングの合間に知らない町を散歩するのはスゴク楽しい。
石作りのかっこいい教会や、きれいな模様の石組みの城壁、
おしゃれな看板や不思議なものを売る小売店。
大都会ではなくこのくらい田舎の町が私にはホッとするナ。
あーおもしろかった。

11月11日
昨日からの雨が朝まで残っている。
またかョっ!って気分になって、皆ふてくされている。
近所の山々には確実に雪が降り積もり、半分から上は真っ白になっている。
気温もぐんぐん下がっている。ちょっと尋常じゃないので私は留守番。
3人はキロニコに行きました。
雨の時に目を付けていた課題、ロズウェル8b、スクープ8b、
シャドウファックス8b/b+、?不明、7c+(フラッシュ)
オォ!ものすごい成果!
雪の中こごえながらも、楽しめたようで良かった良かった。
今夜は手巻き寿司だぞー!生魚は無いけどね。エビとかね、玉子とかね。

11月12日
今日も異常な寒さ。曇りのち晴れ。
男部屋の大そうじ兼洗濯で私は留守番。
大ちゃん達はマジックウッドへ。
一人で家にいると、近所のおばさんや大家の奥さんとかがやたら話し掛けて来る。
全部イタリア語なんです。
私はつたない英語っぽいのと日本語と絵でかわしています。
通じている様な気がするとお互い思っている感じはつかめて一同ニッコリ!
結構こわいけど、おもしろいひとときです。
今日は毛糸を売っている場所を教えてもらった。
隣町のベリンゾーナにあるらしいぞ。
さっそく明日行ってみましょう。
大達は積雪と凍結の恐怖に打ち震えて帰ってきた。
標高が2000m近く違うので本気で寒さに油断ができなくなってきた。
マジックウッドが良いが、いつまでできるのか。
カングー(レンタカー)あやうし!

11月13日
晴れ。強風。レスト。
午前中、毛糸ゲット。
大ちゃんは一日中寝てた。疲れているんだろうナ。
保科と阿部ちゃんは、ロカルノでビールとピザを堪能してきたようだ。
のんびりしたレストでした。

11月14日
晴れ。ここのところずっと晴れ!
でも、ものすごーく寒い。
午後になると、必要以上に風が吹く。なおさら寒いんだヨ。
今日は、4月にオーストラリアで友達になったBenというドイツ人に再会するため、
クレシアーノにちょっと顔を出す。
クレシアーノの駐車場には、ボルダラーがごまんと居て、
難民キャンプ状態になってる。
土日は異常に人が多い。
来週また会う約束をして、私達はそそくさとキロニコへ。
この間登ったロズウェルのあるエリアより、さらに1km弱進んだところに
とてつもなく広いエリアがある。まさにボルダー公園!
いたるところにかっちょいい石がゴロゴロしてる。
私は、クレシアーノより好きだな。
ここにも沢山のボルダラーが来ているが、岩が無数にあるので
全然混んでる感がないのだ。
みんなでウキウキしながら色々な岩を見て登ってまわった。
保科と大の今日の主な成果・・
8a+(名前不明)、8a(不明)フラッシュ!二人共でしたー!!

11月15日
晴れ。午前中、写真撮影のため、ドリームタイムへ。
午後からは、私を家に残し、キロニコ。
私は日本へ連絡を取る為、クラーロの町の公衆電話を利用しているが、
前々からつながりが悪くて頭にきてたけど、今日、とうとう壊れてしまったみたい。
インターネットは、30km先のロカルノまでいかないとダメだし、
電話もこうなるとクレシアーノまで行かないとダメだし、Faxは高価だし・・
日本に居ると当たり前のことが、なかなかうまく出来ません。

11月16日
晴れ。レスト。
大ちゃんを残し、保科、阿部ちゃんと三人で、久しぶりにComoへ買い物。
新鮮なムール貝やエビ・・etcを買い込む。
スイスの物価になれていたので、イタリア価格が嬉しい。
そして美味しい!

11月17日
晴れ。レスト。
午後から4人でロカルノへ。
インフォメーションで山具屋を教えてもらう。
スイスのルートのトポを購入。
ロカルノは、坂の多い町。
ウィンドウショッピングが楽しい小さなお店が沢山あって、
町をグルグル歩いていると、ものすごくくたびれてしまう。
結構いい運動になります。
私は奮発して短めのブーツを、保科は不気味な虫の本をお土産に買いました。

11月18日
ツアー出発直前に大ちゃんのドキュメンタリー番組への出演が決まり、
今日は、TVの撮影スタッフが、私達の住むアパートにやってきた。
こちらでのクライミングや生活の様子を取材するため、
これから2週間、ツアーに同行する。
スタッフは2名だが、なにやら忙しく、にわかに賑やかになってきた。
到着後直ぐに、先行していたキロニコへ大ちゃん達を追いかける。
今日はとても暖かく、キロニコのエリアはのんびりした感じで気持ち良かった。
今日の大ちゃんの成果・・
8a、8a/a+、8?(すみません、faxが読みにくくて分かりません・・)

11月19日
私を残し、皆でマジックウッドへ。
洗濯、掃除を終え、ちょっと一息入れていると、
大ちゃん達がヘロヘロになって帰ってくる。
まだお昼過ぎだぞ。
マジックウッドへ向かう途中で吹雪に遇い、積雪の為、車が滑りだしたらしい。
大分恐ろしい思いをして引き返してきたのだ。
クラーロの辺りも小雨が降ってはいたが、やはり恐るべしマジックウッド。
あー、行かなくて良かった。
皆でミーティングをした後、新しい岩場探しに出かける。
明日は、天気になるといいな。

11月20日
昨日見つけたロカルノの先の岩場へ。
今日は気分を変えて、ロープクライミング。
TVの撮影も兼ねているが、久しぶりにハーネスを付け、ピッチをきったりして、
楽しげに登っていました。
保科はグッタリしていました。
お天気で、素晴らしいロケーションでの気持ち良い一日でした。

11月21日
クレシアーノへ。
今日も晴れ。
森の栗の木もすっかり紅葉し、実も全部落ちてしまいました。
久しぶりに、私もスラブの簡単な課題を登ってみた。
ドリームタイムのすぐそばの小さな石を、ズルズル登った。
大ちゃんのおかげで、こんなすごいエリアでボルダー気分が味わえちゃって、
私って、ホントにラッキーだなぁ。
もうすぐブローだしなー。